▲リフォーム前:外観
お施主様の不満点 1階のタイル貼りの窓廻り、2階のエスロン庇が町屋のイメージを損ねている。
また、外壁の杉板が色褪せて老朽化している。
▲リフォーム後:外観
ピアノ看板横に町屋のシンボルである蔵風イメージの虫籠窓を設置して、趣ある町屋に生まれ変わりました。
さらに玄関横の窓下周りを玉石塗装で仕上げ、砂利の濡れた色合いが窓枠の漆喰と華美な雰囲気を演出しています。
▲リフォーム前:外観
▲リフォーム後:外観
テーマ
ピアノ教室は「虫籠窓」で趣ある町屋に!
お施主様の要望
築50年が過ぎ、部分的にリフォームはしてきたが屋根、外壁をリフォームする時期になってきた。
今回、平戸城下街並み環境整備事業に沿って改修を依頼された。
- 2階のエスロン庇を街並み風の庇に取替える。
- 小屋根に持ち送りを取り付ける。
- 2階の壁を蔵の窓風に趣を持たせたい。
- 屋根瓦は街並み風の瓦に葺き替える。
- 1階タイル貼りの窓廻りは漆喰仕上げにする。
リフォームのポイント
既存の建物自体が街並み環境整備事業に沿った建物になっていました。
今回、既存の建物より更に街並みを強調させるために、
①エスロン庇を撤去して燻瓦の庇を取り付ける。
②ピアノの看板横に蔵風イメージの虫籠窓を設置して奥行き感と町屋のイメージを強調した。
③既存の昔ながらの趣ある木枠硝子窓は塗装をして、町屋のイメージを強調した。
④玄関横の窓廻りは、既存タイル貼りを漆喰で仕上げ、更に下端を玉石貼りで仕上げた。
⑤全体的に漆喰と杉板仕上げで町屋を演出した。
お施主様の感想
ピアノ教室だけど、蔵風町屋に仕上がり、配色もよく、オシャレな町屋になりました。
教室の生徒さん達も、我家のように喜んでもらい教室に通うのが楽しくなったと言っています。
昔からの2階の木窓は、塗装でくっきりと表れ、更に町屋のアクセントになりました。
虫籠窓もイメージ通りで満足感いっぱいです。感謝します。